今日は、キムチ作りに挑戦してみたお話です。
スーパーでよく買っていたキムチですが、「自分で作ったらもっと美味しいんじゃない?」と思い立ち、ついにチャレンジしました。
結果から言うと、めちゃくちゃ美味しかったです!
きっかけは「市販のキムチ、時々ちょっと…?」
私自身、健康志向もあって最近は発酵食品についていろいろ調べていました。ぬか漬けや麹など、日本の発酵文化にも興味があったのですが、その中で気になったのがキムチ。
スーパーではさまざまな種類のキムチが売られていて、漬け方や味付けも本当にいろいろ。家でもよく買って食べていたのですが、時々「アレ?」と思う味に出会ったり、成分表を見て合成甘味料や保存料の多さが気になったりすることもありました。
「中身が分からないのはちょっと不安だな…」と思い始めたときに、ふと湧いてきたのが、『どうせなら自分で作ってみよう!』という気持ち。
そこでネットでいろいろレシピを調べて、初心者向けの簡単なキムチ作りにチャレンジしてみることにしました!
キムチ作り
材料はこんな感じ

私が使った基本の材料
- 白菜:1株 約1500g
- 玉ねぎ:2個
- にんじん:1本
- にら:1束
- にんにく:1個
- りんご:1個
- カナリエキス:100ml(ヤンニョム用)
- 唐辛子粉(韓国産がおすすめ):100g(ヤンニョム用)
- アミエビ:80g(ヤンニョム用)
写真にない材料
- 水:1000ml(下漬け用)
- 塩:100g(下漬け用)
- 砂糖:40g(ヤンニョム用)
- 上新粉:大さじ3(キムチのり用)
作り方の手順
- 白菜をざく切りして、下漬け用塩水10%濃度の水に時々ひっくり返しながら、約1時間漬けます。最初の量にびっくりしますが、白菜がだんだん小さくなります。
- 玉ねぎ、にんじん、にらを切ります。
- にんにく、りんごをすりおろして、ヤンニョム用調味料と混ぜてキムチのヤンニョム(タレ)を作る。
- キムチのりの作成:上新粉と水300mlを溶かして火にかける。とろみが出てうっすら立ち上がるくらいになったら冷ます。
- ヤンニョムとキムチのりをよく混ぜる
- 水気をよく切った白菜と玉ねぎ、にんじん、にらにヤンニョムをしっかり手で揉み込む(白菜はおにぎりを固く握るような感じで水気を切ってください)
- 完成して味見をした際、少し辛い、しょっぱいと感じても大丈夫です!完成を楽しみにしていてください。
- 清潔な保存容器に詰め、冷蔵庫で1週間発酵させた後、完成!



自家製キムチの味は…
正直、時間も手間もかかるし、ちゃんと発酵するかどうか不安もありました。
でも、思った以上に美味しくできて感動しました!
キムチって、「甘いのが好き」「酸味が効いてる方が好み」「辛いのが正解」など、人によって好みが本当にバラバラ。だから、「こう作れば完璧!」という正解はないのかもしれません。
でも自分で作ることで、自分好みの味を探す楽しさがあるんだと実感しました。
中でも一番驚いたのが、作りたてと1週間寝かせた後の味の違いです。
まるで別物のようにうま味が深まり、全体がまろやかにまとまって、本当にびっくりしました。
どんな味になるかは、その時の温度や材料、漬け方次第。
発酵って生きているんだなあ、と実感する瞬間でした。
本場ではそれぞれの家庭の味があるように、自分なりの味を見つけていく楽しさがありそうだと感じました。
好みは人それぞれですが、間違いなく言えるのは、自分で作ったキムチは本当に美味しいということ。
初めてのキムチ作りで、私はその奥深さと楽しさをしっかり体験できました。
これはクセになりそうです!

作ってみて気づいたポイント
できたてより、寝かせて発酵させたほうが旨さが引き立つ!
作りたてのキムチももちろん美味しいのですが、食べてみるとそれぞれの味が少しバラバラな印象でした。唐辛子の辛さ、りんごの甘み、にんにくの刺激…どれも立っていて、少し尖った感じ。
でも、冷蔵庫でしっかり寝かせて発酵させると、それぞれの味がまろやかにまとまり、旨味がグッと引き立ってくるんです。まさに「発酵の力」ですね。
レシピによっては「常温で1〜2日発酵させる」とありますが、夏のような暑い時期は冷蔵庫でゆっくり1週間ほど置いた方が、衛生的にも安心だし、味も安定します。
こうすれば、季節に左右されず、一年中いつ作っても失敗しにくいのも嬉しいポイントです。
唐辛子粉、カナリエキス、アミエビについて
キムチ作りで特に悩んだのが、次の3つの材料でした:
- 韓国産の唐辛子粉
- カナリエキス(魚醤)
- アミエビ(塩辛)
これらはキムチの風味や発酵の深みを決める重要な材料ですが、手に入りにくかったり、何を使えばいいのか迷う方も多いと思います。
実際、代用も可能です。たとえば、中国産の唐辛子粉を使う場合は辛さが強いことが多いので、量を調整するのがポイント。
カナリエキスが手に入らない場合は、ナンプラーやいしるなどの魚醤でも代用できます。
アミエビの代わりには、塩辛や桜エビ、あるいはアンチョビペーストを使うという方法もあります。
ちなみに、私はまだこれらの代用品では作ったことがありません。
今回自分でキムチを仕込むにあたって、いろいろと調べたり、実際に使った人の感想も参考にしました。
その中で印象的だったのが、「やっぱり本来の材料を使った方が味の仕上がりが格段に良くなる」という声が多かったこと。
特に初めて作る場合は、クセや風味の違いがダイレクトに出やすいため、できるだけ基本の材料を使うのがおすすめです。
アミエビ
カナリエキス
韓国産唐辛子
最初は少量から始めるのが安心。
キムチ作りは少量からでも気軽に始められるのが魅力です。失敗してもリスクが少ないので、まずは白菜1/2株くらいから試してみるのがおすすめです。
ちなみに私は、初回から勢いで1株まるごと使ってしまったので、かなりの量になってしまい、漬けるために大きなボウルやザルが必要になりました…!
保存のための冷蔵庫のスペース、道具を考えると、まずは少量から始めて、慣れてきたら量を増やすのが無理なく楽しめるコツだと思います。
完成品は美味しいので、スペースや道具が許すなら作りすぎても大丈夫ではあります。。。
材料以外にあったらよいもの
材料とヤンニョムをしっかり手で混ぜ込む必要があります。手袋は必須です。ニトリルゴム食品衛生適合で手にフィットするものを。
保存容器、ご紹介した材料の量でおさまりました。上記実物画像です。ホーロー容器でなるべく空気を抜きながら容器に詰めました。最後、この上から空気を抜きながらラップして蓋をして1週間冷蔵庫で寝かせました。
手作りキムチ、これからもリピート確定!
一度作ってみたら思ったよりも簡単で、しかも美味しい!
発酵させる過程も楽しくて、待つ時間さえもワクワクします。

これからは季節の野菜を加えたり、自家製キムチでキムチチゲを作ったり、いろいろアレンジしてみようと思います♪
もし「手作りって難しそう…」と感じている方がいたら、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
市販品とは一味も二味も違う、世界にひとつだけのキムチが楽しめますよ!