秩父の霊場「秩父御岳山」までのんびり散歩日記後編〜下山、集落散歩、三峰口駅探訪〜

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こんにちは!今回の散歩日記は、秩父市にある御嶽信仰の霊峰「秩父御岳山」1080mです。御岳山と名前の付く山は日本におよそ30座以上はあるようですが、秩父御岳山は「木曽御嶽山」と同じ流れにあり、直接的なつながりがあります。後編では、下山道中絶景ポイントや巨大人工物、集落散歩をしながら三峰口駅へ。youtubeに動画をアップしております。是非ご覧ください!またこのブログでは、動画に無いシーンも写真付きで書いていきますので、よろしくお願いします。

慎重に下山していきます。狛犬の数メートル下に錆びた社があります。看板にはたぶん「不動明王」と読むで合っているかな。現在は安置されておりません。祈りを捧げにここまで登ってきた人を守っていたのでしょうね。「動かざる明王」、最強の守護神です。

下山ルートは強石集落(こわいし)を目指します。登りは贄川宿から、下りは強石集落を辿る周回ルート。登りにはなかった鎖場です。下りは登りより難しく感じます。

鎖場やロープなど、危険箇所には整備が施されています。ありがとうございます。

鹿の糞を発見しました。まだ新しく、銀杏を殻のまま食べて消化できなかった様子。この先も慎重に進みます。

登山道をずっと歩いてくると突然現れた巨大なパネル。広告貼るにしては場所が場所だけに誰も見ない。一体これはなんだろう?

ただのパネルのよう。何かの役目を終えたものだろうか。

手がかりありました。「御岳第一反射板」とあります。設置した企業者は「独立行政法人水資源機構 荒川ダム総合事業所」とあります。ますます謎です。

調べました。この反射板、直進性の強い電波の性質を利用して、電気などのエネルギーや長距離ケーブルなどを使わずにダムに電波を飛ばすエコロジーな施設だそうです。いくつもの山の向こうにあるダムと通信するための貴重な施設で、「ナニコレ珍百景」でも紹介されたユニークな存在です。

見晴らしの良いところに着きました。右の尖った山は武甲山です。

反対側に来ました。右の一番高い山が秩父御岳山です。

はい。このあたり眺めも良くベンチもあったり、休憩するのに丁度いい場所です。少し休んでいきました。

杉ノ峠まできました。お地蔵さんです。祠が壊れてしまっています。表情は穏やかそうに見えます。右手に錫杖を持っています。仏師ではなく、近くの集落に住んでいた民衆が彫ったような雰囲気を感じます。温かみがあります。

道が埋まっています。紅葉が終わって葉の落ちる季節はよくあるようです。注意が必要です。

無事下山しました。向こうに見える山は熊倉山です。調べると、「遭難」とか「魔境」などと書かれています。ダークです。ミステリアスです。いつか行ってみたいと思います。

天気も良くてくてく歩いていると、お地蔵さんです。しっかり祠の中に安置されていて、大切にされていることが感じます。このお地蔵さんは蓮華座の上に座っています。赤い頭巾に前垂れ。赤は魔除けや清浄を意味する色で、とても良く似合います。左の笠の着いた石塔は「奉造」とあります。心を込めて彫ったものでしょう。

石幢です。何回も言いますが、秩父は良いです。「天保」と読めるものがあります。約200年前です。

強石集落に着きました。強石の名の由来は巨大な岩石が多く、落石があり交通の難所であったため付けられた名前だそうです。

強石を歩いていると大きな石碑です。近くで見ると漢文がびっしり。秩父、道路、拓殖、驚異、魔術、不撓不屈などなどが書かれています。功績を称えるものと推察されます。

甘酒まつりと庚申塔です。奥に何かありそうです。

急な階段が現れました。登る前に脇に何かありそうです。

お地蔵さんです。赤い帽子に前掛けです。台座に女人講とあります。女性だけで組織された信仰的な集まりがあった地域と伺えます。前掛けは子供を意味するので、安産や子育て、供養などの親睦があったのでしょう。奥に石幢があり右には石碑です。居士とあるので戒名でしょうね。供養碑と思われます。

階段を登ってきました。かつて疫病が流行った時、人々がそれを鎮めるため、熊野大神の霊験にすがり、お酒を供えて祈願したところ疫病が収まったことが起源だそうです。その後また疫病が流行し、このときは甘酒に変えてお供えし、裸で水を被る厄除け行事を行いました。これが甘酒祭りの由来だそうです。甘酒祭りは毎年7月に行われる伝統行事で、埼玉県選択無形民俗文化財になっています。動画にあるのですが、境内の隅にコンクリート製のプールのようなものがあります。これは甘酒を薄めてかけるための水であったり、甘酒を被った身体を水で清めるための貯水に使用しているものと思われます。

もうすぐ三峰口駅です。最果ての終着駅の雰囲気です。

到着しました。三峰口駅です。三峰神社が神域であるならここはその玄関。ミントグリーンが神域の玄関にふさわしい清廉な空気感を醸し出しています。瓦葺屋根平屋で下見板張りの駅舎に切妻屋根のファサード、堂々としています。

左右斜めからです。良いです。駅舎も素晴らしいですが、何とも言えないコカ・コーラの看板です。神域の玄関にある魔除け、清浄の赤い剣のように思えてきました。錆びて塗装の浮いた、時間の重みを感じさせる佇まいが駅舎と良いバランスです。

デザインされています。

「関東の駅百選」に選ばれたようです。全ての駅、巡ってみたいです。団体入口とあります。かつて大勢の参拝客が出入りしていたことでしょう。駅員さんのリズミカルな改札鋏が聞こえてきそうです。

木造トラス構造です。ボルトやナットで補強されています。洋小屋(よごや)と呼ばれる建築と思います。間違えてたらすみません。少ない柱で広く屋根を支えることができる建築です。この建築は日本で駅舎だけではなく、学校や体育館、倉庫など広くスペースを必要とする建物に多く使われていたと思います。しっかりした建築はずっと残していけるものですね。

駅舎の中に入りました。壁は白で統一、一周腰板で誂えています。天井には円形の装飾が施されています。古いコインロッカーにかつて使われていた黒板、液晶パネルにIC改札。新旧混ざっている感じも悪くありません。最新デジタル設備のそばに、2,3番線のりばのアナログ看板です。

電車までしばらく時間があるので、付近を散歩します。駅の反対側へ行ってみます。途中の踏切内で歩きながら撮影。秩父方面です。武甲山が見えます。

三峰口駅方面です。終着駅の郷愁を誘います。

転換機用の融雪機です。このあたりは冬の最低気温マイナスどれくらいなのでしょうか。

反対側へ来ました。ミントグリーンのホーム屋根、等間隔にトラス構造の柱が良いです。寄棟造の駅舎の黒瓦も傾きかけた陽の光に映えています。大きな駅舎です。昔の賑わいを感じます。

そろそろ時間になりました、改札内です。駅名、行き先案内板が木製です。縦長の注意喚起はホーローです。秩父、長瀞、寄居、熊谷方面。フォントが可愛いです。

電車が入線してきました。

羽生行に切り替わりました。この電車に乗って帰ります。秩父鉄道5000系オールステンの車両です。かつて都営地下鉄三田線の車両を譲り受けたものです。昨今、西武鉄道などで言うサステナブル車両です。

乗り降りは階段のようです。点字ブロックとアンバランスですが、困っている人が居たらみんなで助けてあげれば良いんですね。

スプリングの長椅子です。

「アルナ工機、昭和47年」とあります。50年以上前の車両です。乗りましたがとても良い車両です。開閉時の注意音(まあまあ爆音。注意喚起なのでオッケー)、高速で閉まる扉(閉まる寸前スローなので、安全は担保されている)現代の車両には無いですが、50年以上前の車両でも頑張っています。製造会社アルナ工機は現在会社は清算されております。アルナとは「アルミのナニワ」からアルナ工機となったそうです。車両はステンレスです。アルナ工機はアルナ車両という会社に事業が引き継がれました。アルナ車両は路面電車で日本国内シェアNO.1です。昔から良いもの作っていたんですね。ありがとうございます。

これにて終わります。次はどんな散歩日記にしようか、山にしようか街にしようか、写真も文章も動画もまだまだですが、これからもよろしくお願いいたします。

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